【耐震偽造】捜査終了 事件は姉歯の単独犯、総研もヒューザーも偽装知らなかったという結論に
耐震強度偽装に絡む警視庁などの捜査が終わった。
最初から地震に耐えられない建物を設計するという前代未聞の事件。
姉歯秀次元建築士の「うそ」によって当初は施工・販売業者も巻き込んだ「組織犯罪」と
見られた構図も、捜査の末、偽装自体は元建築士の単独犯行と断定された。
刑事責任追及で何が分かったのかを検証する。
◆元建築士のうそがすべて
昨年11月26日、神奈川県鎌倉市の海岸。
東京都世田谷区の設計事務所代表(当時55)が遺体で見つかった。
ヒューザーのマンションの設計を請け負い、構造計算を姉歯元建築士に依頼していた。
2日前、姉歯元建築士は国土交通省の聴聞会で、木村建設からの「圧力」で
偽装をしたかのように説明した。
がけから飛び降りたとみられる代表は、こう書き残した。
《姉歯の偽造はまったく知りませんでした/
木村建設も同じだと思います/ 知っていて隠すばかがどこにいますか/
世の中が(自分を)姉歯の仲間と思っていることに耐えられなくなりました》
この遺書が実は事件の全体像を示していた。
国交省が偽装を公表する7日前の昨年11月10日、姉歯元建築士はサン中央ホーム
(千葉県市川市)社内で幹部らに説明を求められた。
同社は建設中のマンションの強度が足りないと行政から指摘されていた。
「まともにやっちゃうと鉄筋がべらぼうに入りすぎて設計不能状態になっちゃう。
自分の判断で多少落としていた」
この物件は木村建設とは無関係だった。
ところが、姉歯元建築士はその後も木村建設の「圧力」を強調した。 (>>2以降に続くです)
ソース http://www.asahi.com/national/update/0702/TKY200607020189.html
前スレ http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1151895660/
(初スレ日時 07/02 18:05)
2 名前:イカ即売会φ ★ 投稿日:2006/07/04(火) 07:22:42 ID:???0
(>>1の続きです)
警視庁の事情聴取にもよどみなく答えていた姉歯元建築士だが、つじつまが合わなくなると
「記憶にない」と口にした。
「あいつはうそつきだ」。
捜査幹部たちは確信を深めていった。
いま、姉歯元建築士は
「自分で偽装を始めたと言う勇気がなかった」などと供述している。
親しい女性との交際に金を必要としていたことも捜査本部の調べで分かった。
◆総研主導の構図否定
開業指導したホテルのうち23軒が姉歯元建築士の偽装で強度不足に陥った
経営コンサルタントの総合経営研究所。
「1人のうそを見抜けず、ろくに調べもせずに組織犯罪であるかのように
仕立て上げられた」
捜査終結を受けて、内河健所長は怒りをあらわにした。
昨年12月14日の国会の証人喚問で、委員から
「内河さんをトップとして姉歯さんまでつながる一気通貫のモデルがあるのでは」
と迫られた。
それから半年。
先月28日、内河所長は警視庁麹町署に呼び出された。
だが、捜査本部は所長が偽装を知らなかったことを確認しただけだった。
立件は見送られた。
しかし、偽装されたホテルの経営者らは納得していない。
「総研はすべてを指示していた。設計のことは知らなかったなんて言わせない」
内河所長は反論する。(まだ続くです)
「総研は舞台で言えばプロデューサー。誰に構造設計を任せるかは設計会社が決める。
総研の仕事の範囲外だ」
次の攻防の場は、民事裁判の法廷に移った。
建築確認で37物件の偽装を見逃したイーホームズは、
藤田東吾社長が見せ金増資の罪で起訴されたが、見逃し自体は刑事責任を問われなかった。
5月25日、国交省による行政処分の聴聞に臨んだ藤田社長は不満をぶちまけた。
「偽装を許したのは改ざん可能な大臣認定プログラムの認定制度だ。
国交省は制度の不備を民間検査機関の過失にすり替えている」。
怒りの矛先を国に向ける。
◆経済設計の代償、関係業者に重く
鉄筋などのコストを切りつめて安く建てるための「経済設計」。
短期間でそれに応えてくれる「優秀な設計士」として姉歯元建築士を重用したのが、
木村建設、ヒューザーだった。
捜査を通じて両社と姉歯元建築士との共謀は否定されたが、
偽装の存在を知った後の対応が刑事責任を問われるかの分岐点となった。
「売り主の責任は果たす」。
ヒューザーの小嶋進社長は繰り返した。
だが、説明は目まぐるしく変わった。
「公的資金を受けられれば1年以内に建て替える」「購入額の106%で買い取る」
対照的なのは福岡市の不動産会社シノケン。
同社のマンション7棟も姉歯元建築士に偽装されていた。
篠原英明社長は「責任を感じている」と低姿勢を貫き、被害へも素早く対応する。
解体が必要な6棟の買い取りなどを今年1月までに終えた。
残り1棟は補強工事の手続きが進む。
一方、ヒューザーが「姉歯物件」を買い戻すには、同社の年商を上回る
約150億円が必要だった。
小嶋社長は、偽装を知りながらマンションを引き渡したとして
「不作為の詐欺」に問われることになった。
木村建設の木村盛好社長も、同様にホテル建設の代金を受け取ったとする詐欺罪で
起訴された。
「経済設計」による急成長。
同社の篠塚明元支店長は逮捕前に言った。
「東京で仕事をするのが夢だった。こっちの仕事は大きいから。
でも、姉歯と知り合ったのが終わりの始まりだった」

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